ハチノスブログ

私による私の為の穴だらけのブログ。人生イージーモードだけど雑魚だから攻略困難。厨二病を拗らせました。

お袋の味

 

ご飯を作ってくれる誰か、と小さい頃から過ごしその飯を食って成長すればそれはお袋の味、なんだと思う。懐かしい味。あの頃の味。

 

 

肉じゃが。

 

お味噌汁。

 

家で食べるチャーハン。

 

家で食べるオムライス。

 

ポテトサラダ。

 

 

 

私の親は再婚で、父親は血が繋がっていないのだが、母が倒れ私がご飯を作るようになった頃、父親が私に、「あのチャーハンはチャーハンじゃないよな。あいつは料理は基本美味いけど、チャーハンは不味い」と言った。

 

チャーハン。

 

お店で食べるチャーハン。

 

お母さんが作るチャーハン。

 

別物として考えていた。

お母さんが作るチャーハンは「これ」で、お店で出てくるチャーハンは「これ」。みたいな。

 

私はずっとラーメン屋さんでチャーハンを振っていた。中華鍋でチャーハンを作っていた。

 

だが、家でチャーハンを作ろうと思っても、母親のあのチャーハンしか作れない。

不味いと思ったことは無い。美味しい。

 

確かに考えてみればあれはチャーハンというより「焼き飯」。でも美味い。

 

 

私はこれから、チャーハンを作ったつもりで誰かに提供しても、「チャーハンじゃなくて焼き飯だよ」と言わなくてはいけないような気になった。私が「美味しいチャーハン」だと思っていても、初めて食べる人には美味しい「チャーハン」では無い、のかもしれない。と思った。

 

 

 

お母さんのオムライスはパサパサだ。卵がパッサパサ。でもあのオムライスがめちゃくそ好き。パッサパサのオムライスが、どのオムライスより一番美味い。お母さんにも、「お母さんのパッサパサのオムライスがマジで美味い」と言っていた。

失礼な話だ。

でも、好きなもんは好きだから。私もパッサパサのオムライスを作るよ。

でも、お母さんの作るオムライスそっくりに作ったオムライスは、「美味しい」って言ってもらえたよ。美味しいよ。

 

味覚。味覚。美味しいの感覚。

その人の「舌」と、その人の「育った家の味」。

私はそんなにバカ舌では無いよ。「お母さん」の料理は「それだけ」で美味しい。

 

 

(2017/06/13 21:06:18)